音大に受かるにはどんな準備をしたら良いのか?
音大の受験はなんの科目?
実技試験のレベルはどのくらい難しいか?
何歳から準備すれば間に合うか?
今回は、音大を視野に入れている人向けです。
音大受験のための準備、調べても情報が得られず、イメージが湧かないなぁ、と感じることありませんか?
そこで、元音大生の私が、音大の受験についてご紹介します。
音大受験に必要なレベルや課題曲は、ピアノを専門にしたい場合のみ。声楽や他の楽器については分からないので、各学校から資料請求するのが早いです。
音大の入試はどんな科目がある?
実技
専攻したい楽器の実技試験
他の楽器は分からないので、ここではピアノをご紹介します。
ピアノの実技はどのくらいのレベルが必要?
・音大の入試の課題曲(ピアノの場合)
ショパンエチュードが最低1つ
ベートーヴェンのソナタ 1楽章のみまたは全楽章
バッハ 平均律
大学によってはその方1曲
最低でも、これらを音大受験する17、18歳の時点で弾けるようにする必要があります。
芸大・京都芸大・愛知県芸や桐朋・東京音大(ピアノ演奏家コース)の場合は、ショパンエチュードやベートーヴェンのソナタでも、より難易度の高い曲を弾くことが多く、より高いレベルが求められます。
ソルフェージュ・新曲・リズムetc
聴音
ピアノで弾かれた8小説くらいのメロディを、音符に書いていくという課題。
新曲試唱
初見で8小説くらいのメロディを、ドレミで歌います。
リズム
初見で8小説くらいのリズムを叩きます。
楽典
基本的な音楽用語を知っているかチェックする筆記試験です。
試験対策はどこでやる?
音楽高校の場合は学校でバッチリ対策をして貰えますが、普通高校なら習っている楽器の先生、もしくはソルフェージュの先生に習うことが多いです。
いつから対策すれば間に合う?
大きな教室に通っていると、ソルフェージュを小学生以前からやっていることもありますが、個人宅で習っている場合はやってないことも多いはず。
音大受験を考えるなら、遅くても高校1年には先生に伝えて、対策をしてもらうのがよいです。
芸大・京都芸大・愛知県芸や桐朋・東京音大(ピアノ演奏家)以外なら、高校から対策しても間に合うことが多いです。
学科 国語と英語
国公立の場合 センター試験 国語と英語
私立の場合 大学独自の試験問題。中3〜高校1年程度の難易度。高校の授業で充分だと思います。
ピアノ専攻以外は副科のピアノ
声楽、ヴァイオリン・フルートなど、大学でピアノ以外の楽器を専門に勉強したい人は、専門の実技試験のほか、ピアノのチェックテストも受ける必要があります。モーツァルトのソナタ から1曲、1つの楽章というのが多いようです。
音や音符がある程度分かるか確認する程度(おそらく)専門の楽器が合格基準であればこちらのレベルは問われないようです。ピアノを高校から始めた人もいます。
何歳から準備すれば間に合う?
ピアノの場合、音大受験する18歳までに10年間は楽器を続けていないと、課題曲を弾くことは難しいです。
遅くとも8〜9歳までにはピアノを習い始める必要がありそうです。
逆を言えば、音大を受験する18歳時点で、入りたい大学の入試の課題曲が演奏できていれば良いので、具体的に何才から本格的に受験対策を、というのはありません。
自分の意志がないくらい幼い頃から音楽の道を、と決め付けてしまうのはおすすめできません。
芸大・京都芸大・愛知県芸や桐朋・東京音大(ピアノ演奏家)に入るには、ただ課題曲にレベル間に合えば良いだけでなく、より高い難易度の曲・完成度が求められます。
合格者はそれこそ幼少期から楽器を始め、毎年コンクールに出場して、何らかの賞を取り、という方がほとんどのようです。
高校生からピアノを始めて間に合う?
とはいっても、高校の3年間でバイエルレベルから始めて、ショパンエチュードまで弾けることはほぼありません。中学生から始めた場合でもかなり厳しいでしょう。
芸大・京都芸大・愛知県芸や桐朋・東京音大(ピアノ演奏家)
遅くても10歳までにはピアノを習い始める。
管楽器や声楽なら高校から始めても間に合うことも多いです。
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