音大生は練習や授業で忙しくてバイトできない?
元音大生の私の経験では、バイトできないことは決してありません!
そこで今回は、音大生がバイトと両立できるか、
- 授業の忙しさ
- 実技試験の練習
- 教員免許を取る場合
- 学外のコンクールに出る場合
を踏まえて、両立するコツもご紹介したいと思います。
音大性は忙しくてバイトできない?
音大生が他の学部と比べて忙しい言われるのは、実技の授業と試験だと思います。
他の授業は決して単位を取るのが難しいことはなく、必須の科目も多くないです。
よほど実技レベルの高い音大出ない限りバイトは普通にできます。
バイト先が人手不足でたくさんシフトに入れたがっているなら両立は難しいですが、それは音大に限らないかとおもいます。
音大の授業は忙しい?
だいたいの音大は、
- 週に1度のレッスン
- 学期末に実技試験、だいたい1曲(半年に一度)
- 希望すれば試験曲以外の曲もレッスンしてもらえる
- あとは自由に時間割を組める
理系の学生のように研究に時間が拘束されることがないので、比較的自由な時間が多いです。
また、単位を取るのに苦労する授業もありません。
学業に支障が出ない範囲でやれば、じゅうぶんバイトと両立できます。
私の通っていた音大でも、バイトをしている人はたくさんいました。
音大生は練習が忙しい?
1日どのくらい練習するかにもよりますが
週一のレッスンと試験前が、他の学部よりも精神的な負担が大きいです。
また、学校の課題のみ、たまに発表会やコンクールで課題曲を演奏する、くらいであれば余裕です。
実技前は少しくらいシフトに入らなくても大丈夫です。
教員免許取りたいけれどバイトできる?
私も教員免許は取りました。
教員免許を取るための単位は、大学の卒業単位にカウントされないので、たくさんの授業をとらなければならず、若干忙しくなります。
また、4年生の決まった時期に教育実習に2週間行くのでまとまった休みを取ることになりますが、取れる職場は多いと思います。
ちなみに私は教育実習前に一度辞めましたが…
教育学部の場合、3年生以降は何回か実習に行くので、単発バイト以外は難しいかもしれません。
大きなコンクールに出る場合や、学校によってはバイトとの両立が難しいことも
主に入学難易度の高い音大になりますが、実技試験の曲が多かったり、進級試験が難しい音大では、練習優先でバイトは難しいかもしれません。
私が知っている限りでも、バイト経験がない方は多かったです。(レベル高い音大にはお金持ちが多いです…)
日本音楽コンクールやピティナのG級・特級など課題曲の多いコンクール、国際コンクールに挑戦したい場合も同様です。
大きなコンクールへの挑戦は若い時しかできないです。
バイトは社会勉強になりますが、30歳ころには嫌でも働かざる負えないので笑
チャンスもお金もある優秀な方は、そういったコンクールへぜひ挑戦していただきたいと思っています!
音大生がバイトと両立するコツ
実際に私がやったことをご紹介します。
繁忙期と試験前が重ならないようなバイト先を選ぶ
試験前(だいたい1月と7月)とバイトしたいお店の繁忙期が重ならないか、リサーチするといいです。
試験前の2週間はなるべくシフトが入らないように交渉したりしました。
長期休暇に新しいバイトを始める
バイト始めたばかりは覚えることがたくさんあります。
長期休暇のうちになるべく仕事を覚えるようにしていました。
実技試験の曲も長期休暇中に暗譜を終える
実技の暗譜は長期休暇のうちにたくさん練習して、終わらせていました。
授業がある期間がかなり楽になります。
音大生におすすめのバイト
リトミック・ピアノの先生
音大生の定番、リトミック教室やピアノ教室の講師のアルバイト。
専業・会社員などとの兼業問わず、音楽の道に進みたいなら学生のうちからやっておくのがおすすめです。
音大では演奏の方メインで、教えるノウハウはほぼ学べません。
学生時代からお金を貰って教える経験は、役に立つはず。教えるスキルを早い段階で身につけることで、教室も若いうちに軌道に乗りやすくなります。実際私もやって本当によかったです。
塾講師・家庭教師
ピアノの先生と同じく、教えるスキルや、生徒とのコミュニケーションスキルが身につきます。
ただ、どうしても理数系の科目の授業の方が需要があります。文系の授業は小さな教室だと担当できるコマが少なく、思ったほど稼げないことも。
飲食店や単発バイトなど、シフトの融通がきくのと並行している学生は多いです。練習時間の多い音大生にはあまり効率が良くないかもしれません。
アパレル・雑貨などの販売
手が荒れないので、ピアノ専攻の方はおすすめです。ただ、セールが1月と7月のことも多いです。実技試験と時期が被らないか、リサーチすることをおすすめします。
夜のコンビニや居酒屋
時給が高い、練習できない時間帯の有効活用できます。ただし危ないので男性限定のところも少なくありません。
単発のティッシュ配り
ただ、練習に余裕がある日を選べる、1か月のシフトがいらないのは魅力的。ティッシュ配りはやったことありますが、長時間突っ立ってなければいけないので、季節を選びます。野外だと夏は熱中症、冬は風邪に注意。
大学の人や(稀に高校時代の人も)知ってる人にバッタリと会うこともあるので、気にしない人にはおすすめです。
ウーバーイーツの宅配
私はやったことありませんが、知ってる人のお宅に配達するとかあるかもしれません笑。そういうの気にしない人なら、時間の融通が効くので、練習と両立しやすそうです。
ピアノ教室・Youtuberなどの起業
上手くいけばお金が稼げるだけでなく、ブログ、YouTubeなど、音楽活動に欠かせない集客の練習になります。起業は最初は売れなくて当たり前。けれど学生の間なら儲からなくても大丈夫ですよね。
また、比較的時間のある学生のうちにプログラミング など学んで、在宅で仕事できるスキルを身につけるのもおすすめです。
実際に私が学生時代にやったアルバイトもご紹介しています。
音大生向けではないかも?あまりおすすめできないバイト
飲食の食器洗い
手が荒れるので、ピアノの方にはおすすめしません…声楽など手を使わない専攻の方は問題ないでしょう。
声を張り上げるもの全般
声楽専攻の方は致命的と言っていました。同じように、タバコ臭い職場もNG。ピアノやヴァイオリンならそれほど問題ないでしょう。
音大生はバイトしたことない人多い?
他の学部よりはお金持ちの割合が多いですが、私含め普通のサラリーマン家庭も普通にいましたし
私のまわりはしている人の方がずっと多かったです。
音大でバイトしていると浮くとか消してありませんのでご安心を笑
コメント